本当に欲しいのはトーク力?
テレビの司会者や芸人さん、ラジオパーソナリティーを見聞きして「トーク力を上げたいなぁ」と思われる方もたくさんいると思いますが今日はトーク力についてお話していきたいと思います。
トーク力を上げたい人、本当に会向上させたいのはトーク力ですか?
私の周りでも「トーク力がもう少しあれば合コンで相手に興味を持ってもらえるのに」とか「トーク力があれば初対面の人とと気まずい空気にならないのになぁ」と思っている友人が結構います。
確かに合コンなどでうまく会話ができずにもごもごしていたら恐らくそれを補って余りある顔のつくりや財力がある方でなければ恐らくその場限りの関係になってしまい、気に入った人がいたとしてもその方から振り向いてもらえる可能性は著しく低いですよね。
また学校や会社での研修やグループワークで初対面の人やあまり普段から接点のない人と一緒にやらなければいけない時、人によっては凄く気まずい時間を過ごすことになり、休憩時間などはひたすら自分のスマートフォンにらめっこをしている人も少なくないのではないでしょうか?
(特に人見知りの人だとあの時間はつらいですよね…)
もしかしたらトーク力とコミュ力を間違っている場合も
トーク力さえ上がればもっとうまくいくのに…
と思っている方もたくさんいると思いますが、実はそんな方の中に実は本当に欲しているのはトーク力ではなくコミュ力(コミュニケーション能力)を求めている方(私の友人もですが)がいました。
すなわち欲している力と探している能力にズレがあったということになります。
私はこの二つ、似ているようで実は違うと思っています。
トーク力とコミュ力の違い
トーク力とコミュニケーション能力、どっちも同じような内容に思われますし、会話が上手ければどちらでもいいのではないかと思われがちですがそれぞれの違いを考えてみましょう。
「トーク」というくらいなのでトーク力の基本は「話」すなわち「話術」です。
話術がうまい人ってどんな人でしょう?
・芸人さん
・講師
・詐欺師(これはあまりいい例えではないですが)
いずれにしても自分から対象者にたしてメッセージを発信することがメインとなっています。芸人さんであればネタ、講師であれば講義内容、詐欺師であればあやしい商品などこちらの思いをいかに上手に相手に伝えられるかがトーク力になります。
一方コミュ力はどうなるかというと…
コミュ力=コミュニケーション能力
となるわけで、こちらの基本は会話を通じて相手との気持ちや意見等を伝え合う行為をさします。つまり双方向のやり取りがあって初めてコミュニケーションが成り立つわけですよね。
しかもコミュニケーションの場合はどちらかというといかに相手の意見を引き出すか?が重要になってくるので基本的には相手がどんなことに興味があるか?相手の話したい話はどんな事か?こんなことを考える必要があるわけです。
トーク力とコミュ力どちらを向上させたいかしっかり見極めて!
以上のことから自分が向上させたい能力がトーク力なのかコミュ力なのかしっかり見極めてからチャレンジしていかないと「ふむふむこれでトーク力がついたから合コンはばっちりだ!」などと勢いを付けて向かったところ「自分の話ばっかり…」と見事に玉砕してしまいます。
逆に人前で話すことを目的にしている人が「君の意見を聞かせてよ!」とか「みんなはどう思う?」など相手にばかり求めていたら「この人からは何も学べないな」となってしまします。
私の友人のように向上させたい能力を間違えないようにまずは
・自分が話すことが重要なのか?
・相手の話を聞き出すことが重要なのか?
この二つをしっかり見極めてみてください!