研修を実施するときに意識しなければならない2つのポイント(講師の準備編)
トーク力を向上させたい方の中に「社内などで説明会や研修を行うから」という人もいると思います。
私も人前で説明をしたり簡単な社内研修などを行うことがあるので、個人的に意識していることについてまずは意識している2点のポイントはお伝えしていきたいと思います。
今回はコミュニケケーション能力ではなくトーク力としてお話していきます。
そもそもトーク力とコミュ力が混同してしまっている方はこちらの記事もご参照ください。
研修を行う意味、ゴールを確認する
研修や勉強会を言うのは基本的にこちらから何かを「伝える」ということがメインになる事が多いと思います。
その中であまり研修や勉強会で登壇することに慣れていない方は
・うまくできるかな・・・
・時間通りに終わるかな・・・
など自分が研修をうまく伝えられるかばかりに集中してしまうと思いますが、一番大切なことは受講した人が「理解すること」です。
仮にテキストの内容はすべて網羅できた、時間も予定通りに終わったとした場合「よし今日はうまくできた!」と思われるかもしれませんがそんなときに限って受講される方の顔が曇っていたりします。
これは自分が想像していた通りにできていたかどうか?というポイントしか注視しておらず研修本来の相手に伝わったかどうかを考えない結果が招くことです。
もしこういう事だけにとらわれてしまっている方は今一度「今日は何を伝える(教える)ための研修か?」をしっかりイメージすることが大切です。
学生の時を思い出す
学生の頃先生は「えー、じゃあこの問題をやってもらうのは…」といった瞬間クラス全員が先生から目を一斉にそらす、そんな経験あったと思います(私もその一人です)。そんな時「先生は自由に生徒をあてられていいよなぁ」と思っていた記憶があると思います。
あれは社会人になっても基本一緒だと思っています。
研修中に誰が指揮者かといえば講師の方々なんです。どういうことかというと「講師の好きにできるんだ!」と思い込むことです。
自身がない人だとそうしても「講師はみんなに見られている」と思ってしまいます。
そうするとどうしても緊張してきます。(まるでみんなに監査されているよな気持ちになりますよね)
そうではなくて「私がみんなを見ている」と思うように意識してみてください。
もしくは「じゃあここを読んでもらいたいと思います」とか「ここを誰かにお答えいただきたいんですが…」と言ってみてください。
昔のあの頃のようにとたんにみんな目をそらします。
その時どんどんあみんなを目で追ってみてください。逃げ回る魚の群れのようにあなたと視線を合わせないように逃げていきます笑
まずは研修前に基本の2点を強く意識しよう
このようにどうしても講師はみんなに見られていると思いがちですが、あなたがみんなのことを見ているという立ち回りをすれば一気に立場が逆転すると思います。
以上2点は必ず僕は意識をして臨んでいます。
技法やテクニックは色々ありそのことばかり意識していると本来伝えたいことが伝わらくなってしまいます。
ですからまず「何を伝えるんだ!」という意識をしっかりもちつつ「自分のほうがこの研修をコントロールできるんだと強く意識してから研修準備を始めてみてください。